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毛糸のパンツ ホームへ
暖かくて蒸れない大人向きの毛糸のパンツの作り方を解説します。

pants.jpg 毛糸のパンツ…最近はあまり聞かれない言葉になってしまいましたね。子供の頃は穿いていたという人も、大人になる前に縁遠くなったのではないでしょうか。懐かしいですね〜、毛糸のパンツ…

しかし、毛糸のパンツを回顧の昔に追いやるのはちょっと待ってください。冷え性の方・水仕事をされる方・生理痛がひどい方、今こそもう一度毛糸のパンツの素晴らしさを見直してみるべきです。まして、編物ができるのならぜひ一着は作ってみてください。ご自分が使わなくても欲しいという方はまわりにきっといらっしゃるはず。腰回りが冷えて困るという方には最高の贈り物になります。

私達も、暖かいと評判の某メーカーの冬用下着を持っています。科学的に保温性を保つように研究された素材の拡大図などを見ると、つい納得させられて買ってしまいます。もちろん、薄くて暖かいのは嘘ではありません。とても重宝します。しかし、その科学のインナーよりもただの手編みの毛糸のパンツのほうがもっと暖かいことがあるのです。いやな静電気が起きにくいという点も毛糸のパンツに軍配があがるところです。

とはいえ、毛糸のパンツを穿くと、いくらかは外に響きますから、タイトなおしゃれ着のインナーには使えないかもしれませんが、暖房があまり効いていない職場や、屋外に長くいて下半身が寒いと感じることが多いのでしたら、 そのときこそ暖かくて蒸れないウールのパンツが救世主となるときです。

ところが、どういうわけか毛糸のパンツの作り方が載っている本はなかなか見つかりません。靴下も日本ではあまり編み方が載っていないのですが、これは逆に洋書ではバラエティ豊富です。しかし、パンツの編み方は洋書にもなかなか見つかりません。編み方が載っていてもだいたい幼児向けのものです。これらはたいてい製図が平面的でとじしろがあるものも多く、寸胴型の幼児体形ならいざしらず、成人女性のインナーに流用するのは苦しいでしょう。

昔の編物本をめくれば「ズロース」とかで載っていそうですが、この際ですから、ガードル代わりに使えるように一から製図を起こしました。お臍の上からももの付け根までをしっかりカバーして、しかもある程度フィット感があるようなデザインです。なにしろ参考にするものがないので、まだ少し試行錯誤しているところもありますが、だいたい使えるものになったと思います。この暮れの二年参りは、毛糸のパンツでしっかりと防寒して出かけましょう。

このパンツの特徴

pantsdesc.gif このパンツは、履き心地をよくするように次のような工夫をしています。

(1)広いウェストのゴム編み

ウェストのゴム編みを広くすることで、ストレッチヤーンを引きそろえなくても、ゴム部分がだれにくくなっています。

(2)ウェストシェイプ

ウェスト部分は、ゴム編みの伸縮性に頼るだけでなく、編地自体で形作っています。このため、ゴム編みが伸びても簡単にずれたりしません。締め付けが苦手な方は、最初からゴム編みを緩めに編むこともできます。

(3)引き返しを使ってとじしろなし

股部分は、可能な限り引き返し編みを使って形作っています。また、前後のはぎもメリヤスはぎを使っているので、ほとんどとじしろがありません。このためインナーとして使っても肌を刺激する部分がとても少なくなっています。

使用糸

メリノDK

メーカーDebbie Bliss
糸名merino DK
素材メリノウール100%
重量・長さ50g 110m
色番号604(紫),505(黄色)
使用重量120g(紫),25g(黄)

使用糸は、デビーブリス糸のメリノDKです。この毛糸は、メリノウール100%で非常に肌触りが柔らかく、ちくちくした感じはまったくありません。よほど肌が弱いか、ウールが苦手という方でない限り、下着として肌に密着する場所に使っても大丈夫かと思います。ただし、絶対に大丈夫という保証はできませんので、それぞれの判断で毛糸を選んでください。

使用編針

メリヤス編みには6号、ゴム編みには4号を使っています。ゲージは22目×28段です。

編図と編み方

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サイズは7号〜11号くらいの方なら穿けると思います

1. 作り目

かぎ針で作った鎖目の裏目を拾う方法で、6号針に132目作ります。66目のところに糸印をつけておきます。作り目を3本の棒針に分けて、輪編みにします。

2. ウェストからヒップへの増目

編み始めと、反対側の66目の場所がパンツのサイドになります。この部分で、2周ごとに増目をします。増目の仕方は自由ですが、私たちは下の段から拾って増目しました。ねじり増目にする場合は連続させないで、一目くらい開けたほうがいいでしょう。

3. 輪編み

輪編みを32段編みます。

4. クロッチを編む

編み始めと66目の部分で前後にわけます。ここから、輪編みではなく平編みで、引き返し編みをします。引き返し編みが段数分編めたら段消しをしながら一往復編みます。編目を38目・12目・38目の3つに分割し、38目の部分をほつれどめにとって休ませます。後ろ(または前)の、12目の部分に糸をつけ、28段編みます。

5. メリヤスはぎ

前後のの部分をメリヤスはぎではぎます。

6. レッグホール

腿部分を片方ずつ輪編みにします。休めておいた目を4号棒針に戻し、クリーム色の糸をサイド部分につけて、38目表目を編み、の部分の半目を拾う方法で22目拾います。そのあと38目表目を編みます。全体で98目の輪編みになります。そのあと、クリーム色2段・紫色1段・クリーム色2段・紫色1段・クリーム色3段を一目ゴム編みで編み、編み終わりは一目ゴム編み止めにします。
【注意】 一目ゴム編み止めは絶対にきつくなりすぎないようにします。きつくとめると腿が入らないか、締め付けられて痛くなる可能性があります。

7. ウェストのゴム編み

くさり目を解きながら、目を4号針に戻します。クリーム色の糸をつけて一目ゴム編みを3段輪編みにします。そのあと、紫1段・クリーム2段・紫1段・クリーム2段・紫1段・クリーム2段・紫1段・クリーム2段・紫1段・クリーム3段の合計19段を一目ゴム編みにします。最後は一目ゴム編み止めにします。



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