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ツィードのタートルネックセーター |
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Rowan のツイード糸で編む、シンプルなタートルネックセーターの編み方を解説します。 |
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このセーターは、「初めてのセーター」のタートルネックセーターと基本的に同じ形のセーターですが、より細い毛糸を使っていますので、編み上げるまでには時間がかかります。編地が薄く、シルエットも細身なため、ジャケットのインナーにも使えるのが便利なところです。
タートルネックセーターは、ジャケットやコートの下に着ても首下かタートル部分がのぞきますので、単体色だけではなく、差し色としてポイントになる色を選ぶとよいと思います。
今回は、ローズ系ですが、それほど派手さのない色合いの毛糸を使ってみました。この毛糸は、ローワン独特のツイード感があり、シルエットはシンプルなのですが、それによってかえって高級感がでてきます。
黒・チャコール・茶系・カーキなどのコートの首元からこの毛糸が見えると、かなり効果的なポイントとなると思います。また、スエードなどの質感のあるジャケットに負けないインナーとしても有効です。
色々なセーターを編んでも、結局よく着るのはこういうシンプルで高級感のあるセーターのことが多いのではないでしょうか?そういう意味で、手間をかけても一着作っておくと長い間着ることになると思います。
使用糸
メーカー | Rowan |
糸名 | felted tweed |
素材 | メリノウール50% アリパカ25% ビスコース25% |
重量・長さ | 50g 175m |
色番号 | 142(ローズ) |
使用重量 | 300g(6玉) (7〜9号) |
使用糸は、Rowan の felted tweedです。
ローワンのツイード糸はさまざまなテーストのものがあって迷うのですが、このツイード糸はその中でも最もフェミニンな雰囲気を持った糸です。編みあがりはそれほど毛羽立ちがなく、シンプルな感じの編地になります。硬質な質感の編地に配色糸が鮮やかにちりばめられて、御影石のタイルを思わせるような独特のテーストがあります。糸見本帳では仕上がりの感じがつかみにくいので、購入する場合は編地見本を見せてもらうようにした方がいいでしょう。
今回選んだ、#142(ローズ)は、ネップとして黒・白・水色などの落ち着いた色が混入されているため、黒系統のジャケットやコートのインナーにした場合、ツイードの黒のネップとリンクして、まとまりやすくなっています。同様に、白系統のパンツなどにも合わせやすいので、コーディネイトの幅はかなり広くなります。たたは、黒を中心としたコーディネイトが好きですので、このセーターは本当に差し色として使いやすい一着となりました。
目鼻立ちのくっきりとした編地は好き嫌いがあると思いますが、数あるローワンの毛糸の中でも高級感はトップクラスで、これで編んだセーターにはどんなブランド物でもちょっと太刀打ちできないのではないかと思います。
使用編針
3号・5号を使っています。ゲージは、で23目×36段です。
電脳編図
ツィードのタートルネックセーター
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