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ファーヤーンのプチマフラー ホームへ
ファーヤーンを使ったメリヤス編みのプチマフラーの編み方を徹底図解します。

このマフラーについて

ファーのプチマフラー ここで紹介するプチマフラーは、ファーヤーンと呼ばれるファンシーヤーンを使って編むマフラーです。ファーとは毛皮のことで、ファーヤーンは編地が毛皮のような感じになる糸の名前です。ファーヤーンは高価なことが多いのでここで紹介するように毛糸1玉(50g)だけでつくるプチマフラーをつくると経済的です。全体の長さが短いので、マフラーの端に穴を空けてそこに通して止めるようにします。

ファーヤーンは編むのが難しいので、メリヤス編みをかっちり編めるようになってから挑戦したほうがいいでしょう。しかし、同時にごまかしがきくので、少々いいかげんでも構わない、というのであればどんどんやってみてください。

写真のマフラーは、定価1500円の毛糸1玉で作ったものですが、かなり豪華な雰囲気に出来上がっています。ゲージも荒いので、メリヤス編みに慣れていれば短時間で作ることができます。

糸の選択

ファーヤーンの糸玉ファーヤーンの糸

一口にファーヤーンと言っても素材や構造はまちまちです。マフラーの場合は肌触りのよさが大事ですが、探してみると、見た目に反して結構肌触りのよくないものもあるようです。私たちが買ったのは写真のようなファーヤーンです。この糸はトリアセテート96%で、肌触りがとても滑らかです。近くの手芸店で一番肌触りの良いのを選んで買ったのですが、残念ながらラベルにメーカー名が印刷されておらず詳細がわからなくなってしまいました。太さは50g巻きで43mですので、同じような素材・長さの糸を選ぶとよいと思います。この糸のラベルのアップはこちらです。

編針と編地

ラベルにある適合棒針は15号〜8mmですが、今回は15号を使っています。編地はなんでも構いませんが、できるだけ面積を稼ぎたいのでメリヤス編みにしました。

編図

ファーマフラーの編図 目数は16目にしましたが、かなり長さがきわどいので、同じ位の長さの糸の場合14目にしたほうがよいかもしれません。短めで首もとに収まるほうがよいか、少し垂らした部分が長めのほうがよいか、で考えてください。安全なのは14目です。今回はだめならやり直すつもりでぎりぎりまで糸を使って1玉に収めました。

ファーヤーンは、失敗すると途中からやり直しができません。つまり目を拾い直しすことができないのです。結局1から編み直しになります。ですから慌てずきっちり一目づつ編んでいくほうが結果的に早くできます。編目が見えないため、目を落としたり掛け目ができたりして目数が変動することが多々あります。ただし、途中でほどけてこないようでしたら、気がついたところで増減目をして修正しても見た目はまったく変わりませんので、その点は気が楽です。

マフラーを通す穴の位置は端から12cm〜15cmくらいでしょう。この編図は約12cmくらいになります。穴の高さは7段で編図上で見ると小さいようですが、ボタン穴と同じように、想像以上に穴は広がります。

マフラーの通し穴の開け方

注意。ここでは絵の都合上、8目の編地で説明します。

通し穴の開け方1 21段目を半分まで編んだところで、残りの半分を図のようにホルダにとります。(目を休めると言います。)一目ずつ慎重に移してください。
通し穴の開け方2 編地を返して、裏編みを編みます。
通し穴の開け方3 (1)7段編んだところで、ホルダに移します。(2)糸を切ります。このとき短く切りすぎると目から糸端が抜けてアウトになります。糸がもったいない場合は、糸端に輪ゴムを縛り付けて抜けないようにしましょう。(3)ホルダに移しておいた目を再び針にとり、糸を付けて表編みを始めます。
通し穴の開け方4 8段目でホルダにとっておいた目を針にとり、全体を続けて編みます。


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