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輪編みの編み方徹底図解 ホームへ
棒針を使った輪編み技法の図解です。歴史的輪編み技法の解説もあります。

3.2 作り目の方法〜編み始め

作り目

作り目
作り目の配置方法

平編みと輪編みで、作り目自体に違いはありません。一本の棒針に平編みと同様に作り目をします。その後で、作り目を3本の針に等分します。編み始める前に、作り目の下の鎖部分(赤色)を図のようにすべて内側に整えます。さらに棒針と棒針の間の間接部分(青い矢印)にねじれがないか良く確認します。このチェックは編み始める前に必ず入念に行いましょう。おかしな状態で編み始めると、一回ねじった形になったり、裏も表もない「メビウスの輪」になってしまいます。こうなってしまったら取り返しがつきません。このチェックをしたらすぐにそのまま針を手にして編み始めましょう。チェックしたあと、持ち上げるときに針を落として結局ねじれてしまったりすることがありますので、注意してください。

編み始め

編み始め
編み始め

上の形に整えた編み針を手にとって、左針の目に新しい編み針を入れて編み始めます。つまり、作り目の最後の一目から、作り目の最初の一目の上に編んでいきます。

編み針の交点

編み針を換えるときの端目が緩むことがあるため、一目を編んだ後で、シンカーループが緩まないように気を付けます(下図左)。ここが一度緩むとその上の目も引きずられて緩むことがありますので、最初から緩みがないように注意します。一つの緩み対策として、最初の一目を編んだら、その目と二本の針の交点を親指と中指で持って目を押さえたまま2・3目を編みます(下図右)。こうすると次の目を編もうとしてモタモタしているうちにいったん絞めた目が緩んでしまうことが少なくなります。

シンカーループ2目目
青い矢印部分のシンカーループを緩めないようにする    2本の針の交点と最初の目を一緒に押さえて編む

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