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メリヤス編のハットの編み方 |
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メリヤス編のハットの編み方 |
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この帽子について
この帽子は、ただただメリヤス編みを編んでいくだけでできてしまう、これ以上簡単にできるものはないという感じの帽子です。棒針による輪編みと減目ができれば、難しいところはありません。それでも、糸の種類や被りの深さなどを変えてみると、違った雰囲気の帽子になりますので、色々と工夫してみてください。
この帽子は、明るい色を使って、被りを浅めにしていますので、若々しい感じに仕上がっています。サイズを小さくして、子供用にすることもできると思います。
使用糸
メーカー | パピー |
糸名 | ブリティッシュ エロイカ |
素材 | ウール100% | |
重量・長さ | 50g 83m |
色番号 | 163(水色) |
使用重量 | 70g(2玉) |
今回の使用糸は、ワッチキャップと同じパピーのブリティッシュ・エロイカです。薄い水色のこの色は、染めのむらが微妙な段染めのように見える、味わいのある糸です。
使用糸は極太毛糸ならなんでも構いません。ブリティッシュ・エロイカは渋い色合いが多いので、もっとポップな色が好きな方は別の糸を探してみてください。ただし、ぜひウール100%のものを使ってください。頭は結構汗をかきますので、化繊糸では濡れて冷たく感じることが多いのです。そうは言っても帽子は実用品で、よく汚れますので、洗濯がしにくいような高級素材は注意してください。
使用編針
ラベルにある適合棒針は8号〜10号ですが、今回は7号を使って意識的に固く編みました。ゲージは20目×27段です。ちょっとごわごわするくらいきつめに編んだほうが、風を遮って暖かくなります。6号でもいいでしょう。輪編みにしますので、両方に針先がある4本棒針か、40cmの輪針を使います。ただし、頭頂部の減目をしていく部分では、輪針は使えません。
編図と編み方
左の編図をクリックすると、大きな正式編図が表示されます(あまり意味はないように思いますが..)。
作り目は、指で掛ける作り目で、44段までまっすぐに輪編みし、そこから15目編んでから左上ニ目一度を6回繰り返し、つぎに14目編んでから2目一度というように同じ位置で左上ニ目一度を繰り返して、最後に6目を残します。残った6目は、しぼり止めします。
モヘア糸を使った作品
最初の帽子と全く同じ編み方ですが、糸を極太糸からモヘア混の糸に変えて、被りを少し深くすると、また雰囲気が変わります。色も、すこし渋いもので編みました。これ以外にもブークレヤーンや、ファンシーヤーンを使っても面白い表情が生まれると思います。好きな色、好きな糸を使って色々試してみると結構楽しいものですよ。このハットはマフラーとお揃いの毛糸で編んだものです。セーターのあまり糸を使って、お揃いの帽子を作るとコーディネイトが決まるかもしれません。
モヘアの質感を出すため、極太糸を使った帽子よりもサイズを大きく作っています。細い毛糸なので、あまり小さくすると透けた感じになってしまいます。
使用糸
メーカー | パピー |
糸名 | パラディーゾ |
素材 | アクリル50% モヘア25% ウール25% |
重量・長さ | 40g 136m |
色番号 | 4756(ベージュ) |
使用重量 | 40g(1玉) |
このハットは、ストライプのマフラーと同じパピーのパラディーゾです。モヘアが25%入った軽くて柔らかい糸です。(残念ながら、パラディーゾは2001年秋の糸見本帳から無くなっていました。長さ・素材などから似た糸を捜してください。)
使用編針
6号を使っています。ゲージは22目×30段です。
編図と編み方
編み方は、同じです。左の編図をクリックすると、大きな正式編図が表示されます。
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