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ワッフル編みのマフラー ホームへ
ワッフル編みの大人っぽい雰囲気のマフラーの編み方を徹底図解します。

このマフラーについて

ワッフル編みのマフラー このマフラーはワッフル編み(正式な名称ではありません。ワッフル地に似た編地になるため、私たちが勝手にこう呼んでいます。)で編むマフラーです。この編み方は、すべり目を使った編み方で、引き上げ目を使ったイギリスゴム編みと同様、段方向に引っ張る力が働いて編地に細かなシャギーが入ったようになります。ただしワッフル編みは、半分は普通のメリヤス編みですので、イギリスゴム編みよりも軽く仕上がり、速く編むことができます。写真のマフラーは幅16cm、長さ150cm ですが、70gの軽さです。マフラーばかりではなく、春先の胸元にもショールやスカーフのような使い方ができます。コートの襟の内側にも楽に入ります。

この編み方は、編地が分厚く固めに仕上がるという特徴があります。普通のウールの毛糸を使って、メリヤス編みと同じ太さの編み針でしっかりとワッフル編みにすると、相当固くて分厚いマフラーになります。この特徴を逆に利用すると、細い糸で編んでも編地にボリューム感を与えることができます。

ワッフル編みは、表裏がはっきりしていて、メリヤス編みと同様、内側に丸まる性質があります。


使用糸

ワッフルヤーンの糸玉

メーカーパピー
糸名リアルト
素材レーヨン60%
ポリエステル40%
重量・長さ40g 172m
色番号501
使用重量70g(2玉)

今回の使用糸はパピーのリアルトです。この糸は化学繊維の糸で、太さは中細くらいです。この色番号の糸は、芯糸が金色で、その回りに黄色いカーキ色の細かな繊維が巻きついています。価格は1玉1180円(2001/03現在)という高い糸ですが、出来上がりの豪華さを見ると、この値段の価値は十分にあると思います。この糸はイタリア製ですが、出来上がるマフラーもイタリアブランドのブティックに置いてあるような、とても渋い雰囲気になります。肌触りは柔らく、軽いのでマフラーには最適ですが、編む際に化繊特有のきしみがあり、ウール糸よりも編みにくいようです。また、非常に絡まりやすく、糸さばきには十分に気をつけないともつれてしまい、糸を切るはめになります。糸を取り出す際、中につめてあるスポンジを慎重に取り出すこと、また抵抗があるのに無理にひっぱらないこと、を十分に心がけてください。玉の外側から使ったほうが安全でしょう。

この糸以外では、中細程度で、腰の少ないものを選ぶとよいと思います。シルクやカシミヤ、モヘア混、などがよいでしょう。リアルトも腰がなく、テレッとした感じの糸です。ワッフル編みは固く仕上がることが多いので、できるだけ柔らかい糸がマフラーに合います。

使用編針

ラベルにある適合棒針は4号〜6号ですが、今回は10号を使ってルーズに編んでいます。そのために肌触りがふわっとしたマフラーになります。

編図と編み方

編図 作り目は、初めてのマフラーと同様に指で掛ける作り目で作ります。作り目の数は奇数にします。

編む段数は、任意で結構です。リアルトの場合80gで、160〜170cmくらいは編めると思います。もったいなくてついつい全部編んでしまったりしますが、長すぎるのも不格好ですので、好きな巻き方に応じて長さを調節してください。私たちの作品は150cmにしています。

すべり目の段で編目が緩みやすいので注意します。また、すべり目の段は目を広げるとかなり広がってしまいます。目の広がりを次の目へと伝えていくと、端目が驚くほど緩んでしまうことがあります。編む際に必要以上に編目を広げないように注意します。

編み終わりはメリヤス編みの段で終わり、最後に表目をもう一段編みながら伏せどめにします。

編み方の図解

1段目 指で掛ける作り目
2段目 裏編み
3段目すべり目1 最初の目に表目を編み、糸を向こうに置いたまま、次の目をそのまま右針に移します(すべり目)。同様に、表目-すべり目を最後まで繰り返します。目数が奇数ですので、最後は表目を編みます。
4段目(1)
すべり目2
編みはじめは、糸を向こう側にまわして、端目に表目を編みます。
4段目(2)
すべり目3
糸を針の手前に持ってきます。その後、糸の向こうで目を右針にそのまま移します(浮き目)。偶数段を編むときは、編地を裏側から見ています。この段で浮き目をすると、表側から見たときはすべり目となります。つまり、表から見ると、3段目と4段目の2段続けてすべり目をしたことになります。
4段目(3)
すべり目4
浮き目をしたら、手前にまわした糸を再び針の向こう側に戻します。この状態で、次の目に表目を編みます。このように表目-浮き目を最後まで繰り返します。目数が奇数ですので、最後は表目を編むことになります。
5段目 表編み
6段目 裏編み
7段目以降 3段目〜6段目までの繰り返し


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