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初めての手袋 徹底図解 |
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初めて手袋を編む人のために、基本のミトン・手袋の編み方を徹底的に図解します。
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1.4 編み方詳細(作り目〜親指の付け根)
(1) 作り目〜ゴム編み
4号針を使って、40目を指で掛ける作り目で作ります。作り目を輪にして、一目ゴム編みを輪編みにします。(輪編みの編み方)
(2) メリヤス編み
一目ゴム編を18段編んだら、6号針を使ってメリヤス編を4段編みます。
(3) 模様編み
配色糸をつけて2段編みます。地糸は切らずに置いておきます。配色糸で2段編んだら、地糸に変えて2段編みます。このストライプ模様を14段編みます。糸を換えた部分(編み始め)でストライプが一段ずれますが、これはらせんに編んでいく輪編みの場合はどうしようもないことですので、気にしないでください。
(4) 親指の付け根の編み込み
親指を後から編み出すために、親指の部分に別糸を編み込んでおきます。別糸は分かりやすいように同じくらいの太さの違う色の糸がいいのですが、無い場合は同じ糸の糸端を使っても構いません。30センチくらいあればいいでしょう。
親指の位置は、右手と左手とで違いますので注意が必要です。右手の場合は、15段目を20目編んだところ、左手の場合は15段目を13目編んだところから親指が始まります。
このように違いがでるのは、左右とも同じ方向に編んで行く(上から見て時計回り)ためですが、手袋に限らず、編み物の場合は、左右で1段くらいの違いがでるのは構わないという考え方がありますので、あまり厳密に左右の手袋を対称に作ろうとする必要はありません。もちろん見た目ではっきり違いが出る場合は別です。今回の手袋の場合は、ストライプの乱れ部分(編み始め)を両方とも小指側に統一しています。これが片方が親指側で、もう一方が小指側だとちょっと変に感じると思います。
| 15段目を上記の目数編んだら、それまで編んできた糸(A)を休め、編み込み用の糸(B)を図のように右手の親指と中指で持って次の目から7目を別糸で編みます。 |
| 7目(親指分)別糸で編めたら、糸端を15センチくらい残して別糸は切ります。その後で、矢印のようにいったん編んだ別糸の目を左針に全部戻します。 |
| 全部の目を左針に戻し終わったら、休めておいた糸を使って、別糸の上に編んでいきます。 |
| 編み込みができました。普通に編んでいく目とは別の余分の一段が編めたことになります。後で親指を作るときにこの糸を外して編地に穴を空けることができます。 |
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