左利きの人の編み方はどうあるべきか

私たちは2人とも右利きです。左利きの方の場合、編物は日本で、どのように指導されているのでしょうか?つまり、1)右利きのやり方と完全に逆の方法を教える、2)右利きと同じ技法を教える、のどちらがよいのか、ということです。私たちは、日本語の本でこの問題に対して言及しているものも、どちらが良いかを説明しているものも見つけられませんでした。しかし、Knitter’s Handbook(Montse Stanley,Reader’s Digest,1996)には、次のように明解な記述があります。

左利きの人は、最初の方法[訳注:上記1)の方法]を勧められることが多いのですが、私はいつもこれは将来困難なことになると感じています。テキサス州オースチンで、編物講師をしている、左利きのスーザン・トンプソンはこれに賛成しています。
“棒針編みとかぎ針編みはどちらも両手を使うものです。ですから、すべての初心者の不利な条件は対等なのです。左利きの人は、左手と右手に新しい動きを訓練しなければなりません。右利きの人は右手と左手に新しい動きを訓練しなければなりません。編物は’両手使い’の技法であって、それは左利きの人にとって、右利きの人と同じように易しい(または難しい)ものなのです。”
この記事は、左利きの人はフランス式の編み方を好む傾向があると続きます。しかし、彼女は編み込みのためにイギリス式の編み方を学ぶことを勧めます。それから、この本の次の章の最後で説明するように、玉編みをする際は、左から右に編むことを練習することも勧めています。

左利きでない私たちはこの記事についてコメントする力はありませんが、これを読まれている方で左利きの方に対して編物を教える際は、ぜひ参考にしてください。また、実際に左利きの方で、この記事にご意見やご感想がありましたらぜひメールをお願いいたします。

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