日本の編物は世界の夢を見るか
現在の編物界を見ていますと、やはりあちこちに「西洋コンプレックス」が感じられます。もともとニットというのは海外から来たものですし、新参者であることは事実ですから、ある程度引け目を感じるのは当然かもしれないと思います。しか...
現在の編物界を見ていますと、やはりあちこちに「西洋コンプレックス」が感じられます。もともとニットというのは海外から来たものですし、新参者であることは事実ですから、ある程度引け目を感じるのは当然かもしれないと思います。しか...
編物というのは糸と棒と二本の腕があればできるという意味でもっとも原始的に思われる手芸です。また現在ではかなり古臭い趣味だと思われている面もあり、実際に愛好者の高齢化は著しいものがあります。 私たちも自虐的に「古くてマイナ...
編物はダンス、これが今日のテーマです。 これまであまり指摘されたことがないようですが、編物ほど指をリズミカルに動かす手芸は少ないのではないでしょうか。しかもリズミカルに指を動かすことそのものが編物の楽しみの大きな部分なの...