編目記号と編み方(英語版)をアップしました。編目記号と英語パターンの略号とは似たようなものというように理解していましたが、詳しく調べてみるとかなり違うのには参りました。例えば、右上二目一度は編目記号では一種類ですが、パターン略号では SSK と SKPO の二種類があります。一方、パターン略号には「三目一度」がありません。略号ばかりか、編目の「名前」もないのです。三目一度はパターンの中で編み方が文章で説明されているだけです。なんか面倒な文章のとおりに編んでみたら「中上三目一度じゃないか〜これは!」というような経験がある方もおられるかもしれません。
いろんな編目記号解説の本をひっくりかえしながら、一生懸命説明しましたが、我ながら怪しい英文ばかりになってしまいました(笑)。しかし、なにしろ万国共通のイラストがあるのが強みです。少々妙な文章でも、絵を見れば大丈夫!…と思います。
この英文編目解説は、日本の方が海外のパターンを読むときにもある程度参考になるかもしれません。しかし、手前味噌ながら海外の方が日本の作品を編みたいというときには、このページはもはや決定的といってよい解説です。おそらく、そういう人には世界で最も貴重な情報源となるでしょう。問題はどうしても編んでみたいというような魅力的な作品が日本にあるかどうかですね。日本の編物雑誌を買って作品を編んでみたいという外国人が果たして本当にいるのか疑問に思うかもしれませんが、”Knitting Language” という、世界の編物用語解説本をめくってみると、そこには、デンマーク語・イギリス英語・フランス語・ドイツ語・アイスランド語・イタリア語・ノルウェー語・スペイン語・スウェーデン語にまじって、我らが日本語がたった2ページながら載っています。この本はアメリカで出版された本です。つまり、アメリカにも日本の編物作品に興味がある人がいるということです。アジアの国々にはもっと多いかもしれません。
私たちの情報発信を待っている人はまだまだ世界に沢山いるでしょう。「日本語が読めないので、English portions しか読めません。なんとかなりませんか?」というようなメールもいただいています。私たちの解説はまだまだ手始め、これから、もっと本格的な Knitting in Japan コンテンツを解説していきますよぉ〜。・・・って日本語で書いてど〜するの!って感じですが、今日はもう英語は勘弁してくらはい〜。Happy knitting!