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初めてのソックス |
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初めて靴下を編む人のために、引き返し編みを使わない靴下の編み方を徹底図解します。 |
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ソックニッティングの世界へようこそ!かわいい靴下を編む楽しさは、棒針編みの醍醐味のひとつです。アメリカでは、靴下編みにハマッてしまい、ニッターではなく、ソックニッターと自称している人も大勢います。もしかしたら、あなたも今日からソックニッターになってしまうかもしれませんよ〜。
ソックスの名作
最初に、ソックニッティングの楽しさの一端をお伝えするために、アメリカのニットデザイナー、ナンシーブッシュさんの傑作ソックスを紹介します。
Ukrainian Socks
Nancy Bush, 'Folk Socks'(Interweave Press,1994)より
ナンシーブッシュさんの素晴らしいソックスが満載された名著'Folk Socks'の表紙を飾る靴下です。ぜひ、左の写真をクリックして大きな画像で見てください。伝統のデザインをベースに、現在のアマチュアニッターにも編みやすいようにアレンジされています。ベースにした伝統ソックスはもっと細い糸を使った細かいパターンですが、ナンシーさんは少し太目の糸を使い、パターンも少し単純化しています。私たちが編む際、原書に載っている糸は日本では入手が困難なため、この作品はほぼ同じ太さの違う糸を使って編みました。
Lithuanian Socks
Nancy Bush, 'Folk Socks'(Interweave Press,1994)より
この作品も'Folk Socks'に載っているものです。オリジナルは黒とアンバーの二色でしたが、いい色の糸が入手できなかったので、アンバーをサーモンピンクに変えて編みました。かかとは、ダッチヒールと呼ばれる技法ですが、一目ごとに色を変えて編んでいるので、編地が二重になり、デザイン性と共にかかと部分の強化にもなっています。
いかがでしょうか?セーターもいいけど靴下も楽しそう、って感じがしませんか?でも難しそう、と思っている方、ぜひこれまでほとんど日本に紹介されていない技法を使った「たた&たた夫の初めてのソックス」を試してみてください。多くの人を挫折に導いた「引き返し編み」を全く使わないので、靴下編みも意外に簡単と感じるかもしれません。
1.靴下編みのすすめ
2.初めてのソックス
3.終わりに
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