改めて、減目はヘラシメかゲンメか?

昨日、減目の読み方について書いたところ、「ニットデザイナー間ではゲンメと言うが、教室で教えるときはヘラシメと言う」という情報や、「昔の本ではヘシメとルビがふってあった」という情報などが寄せられました。改めて本を調べると、「ファッション辞典」(文化出版局,1999)に次の記述を発見しました。

へらしめ[減し目]目数を減らし、編幅を細く狭くしていく編み方のこと。(以下略)

う〜ん。なぜ昨日調べておかなかったんでしょうか?ちょっと後悔。でも、実際のところどうなんでしょうかね〜?「ヘラシメ」「ヘシメ」「ゲンメ」たった二文字の漢字で三種類ですか〜。まさか「ゲンモク」って読む人はいないでしょうね〜。それだとまるで落語の「平林」※みたいですよね〜。

また、「二目一度」はJISでは「ニメイチド」と読むとの指摘がありました。手元にJIS原本がないので確認できませんでしたが、上記辞典でも「ニメイチド」となっていました。ただ、それ以外の教則本でルビがあるものはすべて「フタメイチド」となっていて、私たち自身、普通の会話で「ニメイチド」と聞いたことがないので、とりあえず「フタメイチド」としておき、JISの読み方は後日加えたいと思います。
色々と情報をお寄せいただきありがとうございました。

※「平林」を「ヒラバヤシ」「タイラバヤシ」「ヒラリン」「イチハチジュウノモークモク」「ヒトツトヤッツニトッキッキ」などと、どんどん妙に読んでいく噺。

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