世界一速いニッターの記録は、ギネスブックでは1分111目。

世界一速いニッターは誰かご存知でしょうか?ギネスブックに登録されている世界記録は、1980年にイギリスのGwen Mathewmanが記録した一分間に111目だそうです。どういう条件か分かりませんが、いかがでしょうか?わたしたちは、「え、そんなもの?」と感じました。もちろん物凄い速さですが、それでも1秒2目に満たないのです。1分間300目というような、「伝説じゃない?」というような信じられない速さではありません。

そう思うのは私たちだけではないようで、アメリカはこの世界記録を塗り替えようと今年の秋にコンペを実施するもようです。受けてたつイギリスも、負けてはならじと挑戦者を募集しています。イギリス手編み連合(BHKC)では、”Woman’s Weekly”という雑誌の協力を得て、最速のニッターを募集しているようです。

アメリカのCraft Yarn Council議長の「イギリス人へ。我々はあなたを打ち負かすことができます。」という挑戦を受けて、世界最速のニッター探しにますます拍車がかかってきました。私たちはさらに最も速いかぎ針編みの編手も探しています。

私たちの以前のチャンピオン、Gwen Mathewmanは1980年に1分間に111目という恐るべき速度を達成し、ギネスブックに記録されるという栄光を勝ち取りました。Gwenは新しいチャレンジャーとしては十分ではないため、私たちはアメリカに対抗して「針対決」に挑戦する新しい才能の持ち主を探しています。この挑戦は2002年秋、アメリカで開催され、場所としてニューヨークが予定されています。

う〜ん。ライバル心むき出しという感じですね。ひとつ気になったのは、このコンペ、日本人は参加できないのかということです。以前、テレビ東京でアメリカのホットドック早食い競争に日本人が参加して、1〜3位を独占した場面を見ました。巨漢ぞろいのアメリカ人を小柄な日本人(しかも一人は女性)が早食いで打ち負かしたシーンは、一人の日本人として快哉を叫びたくなりました。同じように次のようなシーンがあれば…

編物の伝統国イギリスと、新興アメリカの一騎打ちと思われていたこの競技会に、東洋から参加したダークホースの日本人編田速子が、なみいる強敵を抑えて優勝!堂々世界チャンピョンに!

いや、ちょっと興奮しますね。われと思わん方はぜひチャレンジしてみてください。日本ヴォーグ社とか雄鶏社とかが募集して、日本からの挑戦者を選出したら、マジで結構いけるんではないかと思いますけどね〜。

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