日本の編物の基本を解説する All about Japanese knitting セクションを追加しました。

English Homeを更新し、日本の編物の基本を解説する All about Japanese knitting セクションを追加しました。今回はまず日本語の基本的な説明のために、単位・漢数字・針サイズ・毛糸の太さ・基本的な日本語・かな文字、などを解説しました。今回のコンテンツは日本語バージョンのトップページからはリンクされていない、初めての英語専用コンテンツです。(日本人には不要ですよねぇ..?)

今回このコンテンツを作っていて改めて感じたのは、漢字のかっこよさです。漢字を入力しては、画像化するという作業は単純で面倒でしたが、”綿=cotton” などはとても気持ちよく説明できました。一方、”コットン=cotton”,”リネン=linen” なんかを説明しているとトホホという感じでした。”羊毛=wool”のほうが、”ウール=wool”よりかっこいいと思いません?また、忘れたとは言え、結構漢字って沢山知っているものだなぁ、と妙に感心してしまいました。例えば、襟なんて漢字、この前いつ見たか忘れるほどですが、ちゃんと「エリ」と読めます。もちろん、10年後でもちゃんと読めるでしょう。それに比べて、英単語は…いや…やめておきましょう(笑)。

このような日本の編物情報を必要としている海外の人がどれほどいるかは分かりません。ホームページのコンテンツというのは、だいたい闇に向かって声をかけるようなもので、そのまま消えてしまうか、思わぬエコーが返ってくるか、事前にはあまりわからないものです。しかし、今回のコンテンツはその中でもさらに得体の知れないものです。ただ一つ言えることは、このような情報は他では得られないだろうということです。ネットサーフィンをしていると、星の数ほどあるホームページによってたいていのことは、すでに語り尽くされているような気がしていますが、実際はそうでもないのですね。このような情報を欲している英語圏の人がいたとすれば、おそらく、どれくらい長い間検索エンジンをクリックしても、最後には虚しくパソコンの電源を落としていたことでしょう。もちろん、「これまでは」ですが。

世界のどこかにいるかもしれない編物の同胞の岸辺に、この瓶に詰めた手紙が漂着するでしょうか?極めて心もとない情報発信の成り行きを、日本のニッターの皆さんもどうぞお楽しみに。

このコンテンツのうち、編針対比表・毛糸の呼び名の対比表は日本の方にも役にたつと思いましたので、海外編物基本データというコンテンツにまとめて、日本語ページに追加しました。とくに、編針の番号に関しては、見やすい表がなかったので、今回1ミリ単位の定規上の正確な位置に編針を表示するという面倒な方法で表を作ってみました。日本の針からアメリカの針へ、またはアメリカやイギリスの針から日本の針へ、どちらからでも何号から何号に移行すればいいか、表を縦に眺めればただちに分かります。

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