The First Socks(初めての靴下の英語版) の1〜3章をアップしました。

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最近、毛糸屋さんが少なくなってきているという事は実感していたのですが、編物学校も生徒が減って大変なようです。先生方も高齢化していますし、技術の伝承もなかなか上手くいかない状況みたいです。広い教室にあるのは、昔の生徒さんが残していった編機ばかりで、今の生徒はぽつりぽつり、こういう学校がだんだんと増えているようです。

歴史を見れば、例えばスウェーデンのボーヒュースニッティングは、1940年頃から一世を風靡するほど隆盛を極めましたが、あっという間に廃れてしまいました。アメリカのテキスタイル関係の大学教授が日本に機械編みを習いに来て、なかなか先生が見つけられなくて苦労しているのを見ると、とてもさみしいものがありますね。その方は「Zazaは、昔の方がよかった….」としみじみと語っていましたが、日本の編物文化の価値が、ボーヒュースのように失われて気づくというようにはなってほしくないですね。しかしすでに今日、昔の「毛糸だま」を取出してめくっていると、その人と同じような感慨に捕らわれてしまうのをどうすることもできませんでしたが….。でも私たちとしては、”Amimono” がウェブスターやオックスフォードの辞典に載るくらいまで、世界に日本の編物文化が発信される時が来ることを信じていたいですね。

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