編姫手芸研究会からアンゴラ毛糸を購入しました。


編姫手芸研究会
からアンゴラ毛糸を購入しました。この毛糸はすべて草木染めで、買った色は くるみ・さくら・くず・すすき・いぬたで の5色です。糸見本帳を見て注文したときも、いい色だと思っていましたが、送られてきた箱を開けて驚きました。京都の老舗和菓子店の漆の盆の上に並べられた干菓子と見間違うばかりの柔らかい色合いです。毛糸玉に対しておいしそう、というのは奇を衒っているとしか聞こえないかもしれませんが、実際にそれが最初の、そして最終的な印象なのです。

人口着色料を使わないこの毛糸は、「はんなり」と柔らかく自然で、美味しそうです。食べるのが、いや編むのが惜しくなりそうなふんわりとした毛糸を見ていると心までほぐれてきそうです。毛糸はニッターの絵の具といいますが、海外糸が油絵の具とすれば、この糸は胡粉を混ぜた岩絵具のように日本的な絵の具です。見ていると、その絵の具に寒色系がないのが不安になってきて、せっかちにも返したばかりの糸見本帳をもう一度送ってもらい、今度は薄紫と紫と茜を注文しました。いろいろと編んでみたいもののイメージが湧いてきて、色を選んでいるうちに少しハイになってしまいました。

この毛糸の味わいは実物を見てみないとなかなかぴんとこないと思います。来る金土曜日に編姫作品展示即売会が立川で開催されますので、興味のある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。もちろん、毛糸だけではなく、素晴らしい作品も展示されています。(毛糸は、年に一度のセールだそうです。)今年で14回目の展示会ということですが、このような活動は始めるのはたやすく、続けるのは並大抵のことではありません。14年の活動に敬意を表するとともに、私たちもこれから長く活動していきたいという気持ちにさせられます。編姫手芸研究会の皆さん、どうぞこれからも素晴らしい糸で、素晴らしい作品を作ってください。

編姫 第14回 作品展示即売会
12月14日(金)10:00〜19:00
15日(土)10:00〜16:00
フロム中武4F
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