左利きの方の編み方について、メールをいただく

先日、左利きの方の編み方について書いたのですが、それについて沢山のメールをいただきました。いただいたメールでは、左利きの方は、皆さん右利きと反対の編み方をしているようでした。この範囲だけで言うのは危険ですが、もしかすると日本では一般的にそのように教えられているのかもしれません。”Kitter’s Handbook” では、棒針編みの編み方を「右利き」の編み方ではなく、「両手」の編み方だと考えるべきだということ、すなわち左利きであっても右利きと同様の編み方をするべきだというように主張していました。今回もう一冊、この件に関する記述を、”The Priciples of Knitting”(June Hemmons Hiatt,Simon and Schuster,1988)に見つけました。

社会のすべてと同様、編物本も右利きに関する偏向がある。しかし、幸運にも左利きの人にとって、特別な編み方を学ぶ必要は一切ない。結局のところ、人は両手で編むものであり、私は右利きの人と同様の方法で編む左利きの人を知っている。しかしながら、もしあなたが左利きで、普通の編み方を試してみて、それが遅くてもたもたしていると感じるならば、是非とも左利きの方法で編むことを勧める。それは想像するよりも問題となることは少ない。

要するに、右利きの方法を一応勧めるが、やりやすい方法が一番良い、という主張です。どうぞ参考にしてみてください。いただいたメールは、整理して後日発表させていただきたいと思います。

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